今、よしりんさんが、食育ということで、食べることの大切さをみんなに伝えるためにアニメ&歌を交えた、「カミカミ王子」を作っているんですが、食べるということがどんなに大切なことなのか敏行の闘病を通じて、すごく感じました。
当たり前に生きている。
当たり前に息をしている。
当たり前にご飯を食べている。
なぜ…?
生きるため。
こんなこと当たり前すぎて、普段は考えもしないと思います。
敏行は、生きるために、無理をしてでも食べた。
口内炎ができ、口の中の粘膜が荒れて、ほっぺ、歯茎がえぐれて、舌も腫れ上がりそれでも生きるために、痛さにもがき、玉の冷や汗をかき、腿を「痛い痛いたえられね~」と叩き、涙ぐみながら食べる。
あまりの切なさで麻酔の入ったうがい薬でうがいをしながら食べ物を流し込む。この麻酔のうがい薬あまり効きませんでした。
しまいに何も食べられなくなり、高カロリーの栄養剤の点滴を始めましたが、同じカロリーを口からちゃんと噛んで食べるということと、食べているなんて意識しなくても高カロリーの栄養が知らないうちに身体に入っていく…
同じカロリーの栄養でも全然違うと思います。
今、口から入れて、ちゃんと噛んで食べている。
おいしいと感じながら食べる。
口を動かして食べるということは脳にちゃんと信号を送って、身体の全ての細胞が栄養がもらえると活気付く。
身体の隅々の細胞が目覚めて元気になると思うんです。
点滴は今、身体に栄養が流れている。
いつから栄養が流れているのか本人には自覚がない。
おいしいねって思うこともなく、ものを噛みしめる事がなく
無意識のうちにただ栄養が身体に流れている。
私だけが思うのかも知れないけど、食べて栄養を取っているうちに入らないと思うんです。
確かに栄養が注ぎ込まれても、その時だけで持続しないような気がしてなりません。
だから、口から食べるということは患者さんにとって、とっても大切なことだと思うのですが…
私は看護師でも栄養士でもないから、詳しいからだの仕組みはわかりませんが、口から物が食べられている患者さんは生き生きとしているように思えてなりません。
敏行もちゃんとおいしいと感じながら、かみ締めて物が食べられていたらもっと元気になっていたのに…
たとえ流動食でもちゃんと口から食べれていたら…と本当に残念です。憎き口内炎です。
物が食べられるということは、当たり前のようだけど、当たり前じゃないんですよね。
食べられず、辛い思いをしている方がたくさんいるんです。
敏行を見ていて、食べたいのに食べられない苛立ちは相当なものでした。若いからなおさらだったと思います。
食べられなくても、生きるためにウイダインゼリーは毎食1個は欠かさず玉の汗をかきながら、痛くて腿を叩きながら一気に飲み干していました。
「これでおにぎり1個分のカロリーは取った!死ぬことはないな」と。
長くなってしまいましたが、食べること、おいしくかみ締めて食べることは本当に大切なことだと思います。
よしりんさんのブログです。敏行&我が家の紹介をしています。 「俺、マジダメかもしれない…」 を読んでいただいた嬉しいメッセージをまとめました。是非、読んでみてください。
随時更新しています。以前産経新聞で紹介されましたが、まだ削除されていなかったのでまたアップしました。
産経ニュース社会面 【新風社破綻乗り越え、息子の闘病記出版 母に元社員らが協力】CDの販売を始めました。試聴も出来ます。
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テーマ : 白血病 - ジャンル : 心と身体
タグ : 食育アニメ&歌闘病口内炎高カロリー無意識持続看護師栄養士
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